金環日食時(2012年5月21日午前)の雲量予報と、予報の信頼度をまとめています。
全天に占める雲の割合である雲量がグレーで示されています。グレーの濃度に応じ雲量10〜100%で表され、黒い領域は雲量0%を表します。
また紫〜赤は雨量を示しています。
■気圧・風速
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本日発表の週間予報では低気圧の中心は四国沖にあり関東にかけて数mm/h程度の雨の予報と
なっています。しかし、6日先の予報のためこの予報の確度はそれほど高くありません。
次に予報の信頼性を見ていきます。
近畿、四国付近の雲量は±35%以上、東海、関東では±28〜30%もの誤差があり、まだ現時点
では予報の信頼性は低いことがわかります。
低気圧・台風進路では低気圧中心位置の確率を示しています。もっとも高い確率はマゼンダで示されます。
週間予報では低気圧中心が四国沖にありますが、確率の分布を見るともっとも可能性の高い
のは東シナ海で、次に東海沖そして3番目に四国沖となっています。しかし、3箇所の色は濃いブルーであり、それぞれ
の確率自体低いものとなっています。
この図から、中心位置が四国沖ではなく東シナ海であれば雨や雲のかかる地域も大きく変わりますし、またその
確率もそれほど高くないことがわかります。
現時点では広い範囲で雨となる予報ですが予報の信頼度は低く当日はまったく異なる天気になる
可能性もあります。日が近づくに従い信頼度の高い予報が出てきますのでそれを待ちましょう。
その他の地域や時刻(午前6時)、また最新の情報はGPV気象予報をご覧ください。